全国連ニュース No.144号



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■Q&Aコーナー
「ダヴ」ってなに?体への影響はないの?


石けんでない中性洗剤・成分も疑問だらけ

Q.郵便受けに日本リーバの“Dove”の試供品(固形)が入っていて「石けんではありません」とあり、リトマス試験紙も入っていました。テレビでもよくCMで流れていますが“Dove”について教えてください。

A.“Dove”(以下・ダヴ)は固形石けんの形で、外資系の日本リーバより全国的に現物のサンプル配布が大量になされました。
 「石けんではありません」と宣伝され、わざわざリトマス試験紙で色が変化しないから中性であることを示すCMがされています。
 その後“フェイシャルウオッシュ”と“ボディーウオッシュ”も併せて発売され、宣伝力である程度売れているようです。
 中身は何か。CM通り、固形は中性ですので石けん(脂肪酸ナトリウム)ではありません。メーカーに問い合わせると「石けんのようなものです」と答え、本当の成分は言いません。クレンジングクリームなどに使われているポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルや、アシルメチルタウリン塩などの合成界面活性剤が配合されているものと思われます。これだけでは肌に刺激が強過ぎるので、保湿成分としてモイスチャーミルク成分を1/4配合していることになります。
 しかし、ボディーウオッシュとフェィシャルウオッシュのPHを測ると9.2で弱アルカリ性になっています。一部石けん成分を配合しているものと思われます。また、ボディーウオッシュには台所用合成洗剤やシャンプーに多用されているポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩が表示指定成分として表示されています。
 ビオレの弱酸性、ダヴの中性宣伝、どちらもアルカリ性をきらっていますが、本当はどうなのでしょうか。日本と世界の長い歴史の中で、温泉は人間の健康と皮膚の疾患の改善に効果を上げてきましたが、この温泉はたいがいアルカリ泉です。
 洗浄剤は、皮膚に直接的な刺激がなくてもそれが皮膚表面に残留し、皮膚内に浸透していくことが問題なのです。中性でも弱酸性でも、アトピー性皮膚炎をかえって悪化させていることが報告されています。(日本小児皮膚科学会)
 ですから、通常の石けんやボディーソープよりも2倍以上高いこのダヴを、わざわざ買って使う価値はなく、また、合成界面活性剤の問題とともに、エデト酸塩(化学物質管理法で有害物質と指定された)や、ジブチルヒドロキシトルエン、パラベン(環境ホルモンの疑いが指摘されている)、合成香料が添加されている点も問題です。

(太陽油脂・長谷川 治)